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判決まで戦いぬくか、裁判で和解するか

判決まで戦いぬくか、裁判で和解するか

 

 

過払い金請求も、ついに裁判の段階までやってきました。
ここまでよく頑張ってきましたね。
さあ、ここからはもう一山あります。

 

(例)S社に対し5年前に完済した案件で過払い金120万円を提訴。
裁判所からのアドバイスも受けながらどうにか訴状を書き上げ
提出後、被告からの答弁書が届いたのですが……

 

【答弁書の内容】

 

第1:原告に対する請求を棄却する
第2:原告主張の事実のうち、原告が被告との間手取引を行った
事実は認めるが、その余は不知ないし否認する

 

一読して理解できるような文章じゃありませんよね。
でもこれ、基本的な答弁書の一例なんです。
いわば定型文のようなものとお考えください。
つまり、原告が訴えてきたことはのめません、
争います、という事です。

 

大した争点もない裁判で、判決では勝てないことが
被告にはわかっています。
ですので和解を提示してくる事でしょう。
7割でとか、元金だけとか言ってくるかもしれません。
不服なら判決まで争う姿勢を見せれば、譲歩してくるはずです。

 

裁判官も和解をすすめてくるでしょう
慣れない裁判で時間を長引かせたくないとの思いのようです。
第1回目、もしくは2回目の口頭弁論で
訴訟内和解に持ち込まれると思います。

 

納得できないのであれば、断固判決まで戦い抜くのもいいでしょう。
ただし、労力がかかります。もちろん費用も時間もです。
自分一人でやろうとしたら、
正直、勉強しないと歯が立たないかもしれません。

 

過払い金プラス利息まで手に入れられる「和解」
だってありえるのです。

 

同じS社に対し、過払い38万円を5%の利息付で
提訴した案件があります。
訴状を提出したのちS社に電話で交渉。のち送られてきた
答弁書には一緒に上申書も入っていて、事前に交渉した
金額が提示されていたそうです。
迎えた1回目の口頭弁論で訴訟内和解。
提訴から実際の入金日まで、ほぼ2か月で解決されたそうです。

 

たとえ利息分を放棄しても少しでも早く解決したいという方。
骨は折れても絶対満額と利息分を手に入れてみせるという方。
相手の業者による違いも多少はあるでしょう。

 

要はご自分がどこで納得するか、です。

 

人により違いがあるので、ここではどちらかをおすすめする
ということはしません。
勉強と情報収集により「判決まで戦い抜くか、和解するか」を
判断してください。

 

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