お笑い養成所

過払い金請求:あなたがとるべき行動と裁判までの流れ

過払い金請求:あなたがとるべき行動と裁判までの流れ

タモリのCMでお馴染みの大手消費者金融アコムですが
2008年ごろまでは、法定利息の15〜20%より上の27〜29%の金利で
貸付を行っていたため、過払い金が発生している可能性があるってご存じですか!?

 

私の幼なじみのA子もそんなアコムで借金をしていた1人です。
そこで、早速アコムに対して「取引履歴」を取り寄せ「引き直し計算」を行って
過払い金が発生しているかどうかを一緒に確認してみることにしました。

 

最初はアコムに連絡を取ることを嫌がっていたA子。
取引履歴をほしいというと、その理由を聞かれるんじゃないかって心配していたんです。

 

もし、そんな風に言われたとしても「過去の履歴が知りたいから」とか
「引き直し計算を行うために必要」とはっきり言って構わないみたいよ…と
言ったのですが、意外にも、取引履歴は事務的に電話で要求できたそうです
この時点では何かを言われることは無かったそうで、A子もホッとしていました。

 

さて、無事に取引履歴を手に入れた私たちですが、引き直し計算なんて
聞いたこともなければやったこともありません。
しかし、世の中には便利なものがあるんですね。
引き直し計算をやってくれるフリーソフトがインターネット上にはあるんですから。

 

引き直し計算の結果…やはりA子の場合は過払い金が発生していました。
そうなると、返還請求ができることになります。

 

ただ、ちょっと小耳に挟んだのですが、アコムの場合、
まずすんなりとは過払い金が返還されないそうです。

 

過払い金額にもよるようですけど、
アコム側から「和解」案が提示され、債務者側との交渉に入る…
という流れが一般的だそうです。

 

で、実際に交渉した結果がどうなるかというと…

 

 

■本人が請求し、交渉する場合
 平均して過払総額の5割が提示されます。或いは返還に応じない
代わりに残債をゼロにする、ゼロ和解を提示されるかもしれません。

 

■弁護士・司法書士が交渉する場合
 法律のプロが登場してきても任意交渉では6割。よくて8割ほど。
 100%の返還はないようです。

 

 

たとえ手にできる金額が少なくても即刻現金がほしいなら
和解で妥協する方法もあります。

 

どうしたいのかをA子に尋ねてみたところ
「そんなの悔しい!満額回収したいに決まってるわ!」と。
やっぱりそう?
だったら個人にしろ弁護士・司法書士にしろ、「提訴」しかないよね。

 

そのときは、ちゃんと訴訟で満額取り戻そうと努力してくれる
法律の専門家を選ばないといけないわね。

 

じゃあ訴訟を起こしたらどうなるのかしら?
実際のケースを見てみましょう。

 

■提訴の場合
 アコムの場合、提訴後が本当の戦いとなってきます。個人でも、
 弁護士・司法書士でも、どちらであってもアコムは和解案を提示してきます。

 

(例)司法書士に依頼して82万円の過払い金訴訟。
   67万円での和解を提示された。

 

 特に裁判の初期にはこのように満額未満での和解を打診されます。
 取引の一連性(=複数回の取引を、一つの大きな取引とみなすか否
 か)が争点となっているのでない限り、
 満額+最終取引日までの利息5%
  +最終取引日から実際の入金日までの利息5%
 での回収が可能です。
 せっかく訴訟に持ち込んだのですから
 せめて9割以上の返還を目指したいものです

 

 提訴から一か月ほどで第一回目の口頭弁論(つまり裁判の場)が開
 かれます。時間も1回に付き数分から10分程度。恐れる必要はあ
 りません。そこで和解に至らなければ次回開催が一か月後ぐらいに
 開かれます。長くてこれが三回ほど。そのあいだに望む形で和解に
 至るか、最終的には判決が下されます。

 

 通常、最初に過払い金の五割が提示され、
 提訴後、期日前に満額+5%で和解、
 提訴から数えて2〜3か月後に入金されるというのがパターンのようです。

 

「なるほど!やっぱり満額戻ってくるのね!」
この事実を知っただけですっかり浮かれているA子。
その前にちゃんと満額回収を勝ち取ってくれる専門家を探さなくちゃ!

 

債務整理の強み専門家別ランキング