まずは手元に情報を。過払請求の取りかかり
過払い請求の時効って、10年なんです。
例えば9年も前の取り引き履歴なんて、捨ててしまっている事もありますよね。
そういった時、ローン会社に取引明細を送ってもらったり、
提出してもらいます。
この場合、信頼できるローン会社でないと、履歴を故意に改ざんされたり、
会社側に有利になるような情報を持ち出されやしないかと不安になります。
しかし、履歴を書き換えたり、細工などがバレた場合、ローン会社は
業務停止となるので、情報操作はまずないと考えていいでしょう。
もし、事実とあまりにかけ離れていて
「あれ?これしか払ってないなんて変だな」と気付いたら、
すぐ金融庁に報告しましょう。
しかし、過払い請求が、10年近くさかのぼった古い案件に対してなされる場合に
「履歴は消去しました」などといって情報を出してくれない会社もあるようです。
こうなったら、全情連(全国信用情報センター連合会)に
情報を開示してもらいます。
全情連は信用情報機関で、情報の開示は無料で行われます。
また、郵送もしくは直接東京にある全情連に情報を貰いに行く事もできます。
ローン会社に対する取引履歴の請求は、電話でも、直接お店に
出向く事でも、また書面で依頼する事もできます。
自分がやりやすい方法で、履歴を手に入れましょう。
過払いは、利息制限法という法で定められた法定金利よりも高い利息で
借金をしていた場合に発生するのですが、「この金利でいくら借金していて、
幾ら返して」なんて自分でちくちくと計算する手間はいりません。
引き直し計算といって無料のソフトを使って過払い額を計算します。
それを利用しましょう。
引き直し計算ではじき出された額(過払い額と民事上の利息5%をつけた金額)
を提示して、過払い金を返金して欲しいと交渉を始めます。
過払い請求をする際は、手元に引き直し計算のために
必要な資料があるか、まず確認しましょう。
あればそれを使って引き直し計算をし、過払いが発生するかどうか確認します。
手元になければローン会社に請求するか、全情連に情報をもらいます。
そして上記とおなじように、引き直し計算です。
このステップを踏まずに過払請求は不可能です。
取りかかりとして「資料の請求」「引き直し計算」覚えておきたいですね。
債務整理の強み専門家別ランキング
まずは手元に情報を。過払請求の取りかかり関連ページ
- 自分で過払いかどうかを調べる方法
- 取引履歴を確認する二種類の方法
- 過払い金請求:あなたがとるべき行動と裁判までの流れ
- “和解”で早期解決 VS“提訴”で満額返済
- 小額の過払い金でも満額取り戻す事ができる
- 過払い金請求をするネットを使った直接対決対策法
- 過払い金返還に関して相談先や金額が気になります
- 過払い金請求の訴訟はこうして行われる
- 過払い訴訟の争点は「悪意の受益者かどうか」
- 過払い金訴訟の流れと目指す金額
- 取引履歴開示請求をしよう!
- 取引履歴開示請求と引き直し計算
- まずは、過払い金返還請求通知書を送ろう!
- 過払い金返還請求訴訟に必要な書類とは
- どのように過払い請求の提訴をするのか?
- 満額回答か妥協和解か、自分の最終目標を定めよう
- 過払い金請求:裁判を起こした場合の流れ
- 過払い金が入金されるまでをケース別に徹底比較
- 過払い請求、和解と判決どちらが有利?
- 判決まで戦いぬくか、裁判で和解するか
- 住宅ローン査定と消費者金融過払い金の関係は?