どのように過払い請求の提訴をするのか?
過払い金請求をし、応じない業者に対して
いよいよ裁判を起こすことに決めました!
……とはいうものの、さて、何をどうしたらいいのでしょう。
法律に詳しいわけではないし、ましてや裁判所なんて
行ったことがない、という方がほとんどだと思います。
はじめての裁判。恐れることはありません。
順番に整理していきましょう。
■訴訟は一社ごとに
複数の業者から過払い請求する場合、
一度にまとめて裁判にした方が効率がいいように思われますが、
1社ごとに提訴していくことをおすすめします。
なぜなら
@訴状が作りやすい
A金額が140万円以上になることは少ないので、簡易裁判所で
裁判できる。
B一社できっちり勝訴して確実に過払い金を得られれば、それを
他社の残債に充て「完済」させることができる。完済してから
その業者を提訴すればブラックにならないから。
■簡易裁判所がおススメ
お住まいの自治体の裁判所に提訴します。
請求額が140万円以下なら簡易裁判所、
140万円以上なら地方裁判所になります。
裁判の内容に違いはありませんが、簡易裁判所は手続きを
説明してくれたりわからないときは相談にのってくれたりするので、
過払い金請求する人には向いているといえましょう。
■準備するもの
提訴に必要な書類は下記5つです。裁判所に提出します。
@訴状 一番大切な、訴えの主旨をまとめた書類です。日弁連−
裁判文書A4判化書式を参考にしてください。
または下記サイトに雛形があります。
http://kabarai.tkm7.com/kabaraisaiban_euc.php
下書きしたものを簡易裁判所でアドバイスしてもらうこ
ともできます。
A業者が開示した取引履歴
B引き直し計算書 利息制限法の利率で計算しなおした過払い金
に5%の利息をつけたものです。
C過払い金返還請求書 利息制限法の利率で計算しなおした過払
い金に5%の利息をつけたものを請求し
たものです。
D代表者事項証明書 被告である貸し金業者の代表者(代表取締
役)が記載された正式な資格証明書。
お住まいの法務局に申請します。費用は
窓口での申請で1000円です。
80万円の過払いで、個人訴訟ですと1万6千円くらいの費用で
できるのに対し、弁護士や司法書士を通すとン十万も
かかってしまうこともあるようです。
費用を考えると自分で勉強して訴訟した方がいいようですね。
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