過払い請求の相手に法律違反をさせないこと!
現在、テレビのCMなどで宣伝されているような消費者金融では、
利息が20%以下に設定されているところがほとんどのようです。
しかし、10年ほど前までは30%近い利息が設定されており、
本来利息制限法で決められている利息をはるかに超えて
利息を払わせていた消費者金融がほとんどです。
たとえ完済したあとであっても、10年以内であれば、
当時返済しすぎたお金を取り戻すことができます。
ただし、いくら法律に反しているからと訴えても、電話一本で
返還してもらえるほど単純ではありません。
1つ1つ手続きを踏んで、時間をかけながら書面のやり取り、
または裁判所でやり取りをすることによって
お金を取り戻すことができるのです。
時間も労力も費やすので、利息分ぐらいならと放っておく方も
多いかと思います。しかし、たかが利息されど利息です。
長い取り引きをすればするほど過払いは増え、
100万円単位の過払いが発生している方もいるほどです。
借金をしてしまったことが後ろめたくて、弁護士に依頼することや
法定にたつのを拒む方もいるかもしれません。
もちろん事情があるならば仕方ありませんが、
本当は払わなくていいお金だったのに取り戻さないのは
悔しくありませんか。一歩踏み出しましょう。
ただ、その場合、弁護士に依頼するにしても自力で取り戻すにしても
法律のことを少し覚えておいたほうがいいと思います。
まず、過払い請求に必要なのが開示請求です。
金融業者に取引履歴を開示してもらうのですが、
これも法律で義務付けられたことです。
拒否する業者もあるようですが、法律で禁じられていると
頭に置いて、怯まないでください。
その後、引き直し計算をして過払い金が発生したら
過払い金返還請求書を提出します。
これも、単に郵送すればいいのではなく、内容証明郵便で郵送し、
配達記録が残るようにしなければいけません。
このあとは相手の出方にもよりますが、訴訟に進む場合には
さらに勉強が必要になります。
金融業者側はできるだけお金を払いたくないので、
何かと最もらしく聞こえることを言い反論してきます。
これをきちんと弁解し、法律違反を訴えなければいけません。
相手が強気に出てきてももともと皆さんに
悪いところは1つもないのです。
自信を持って戦えるように過払い訴訟に
必要な法律を抑えておくことをおすすめします。
債務整理の強み専門家別ランキング
過払い請求の相手に法律違反をさせないこと!関連ページ
- 過払い金を取り返す!利息の払い過ぎがわかったら
- こんな私でも過払い金を自力で取り戻せる
- あなたが払い過ぎた利息、返ってくるかもしれません!
- 過払い裁判は誰にだってできるのものです
- 実際に過払い金返還請求してみました!
- 過払い金を回収するまでの流れ
- 完済したけど過払い金ってあるのかなぁ?
- 引き直し計算から始まる、個人で戦う過払い請求
- 過払い金返還訴訟はどの都道府県で行う?
- 自分で行うのと弁護士に依頼する時の金額の違い
- 過去の過払い訴訟の判例を参考にしよう
- 過払い金が発生する仕組みと自分で取り戻す方法
- 過払い訴訟!簡易裁判所?地方裁判所?
- リボ払いの落とし穴と過払い金請求
- ちょっと待った! その返済〜非債弁済について
- 過払い金って誰に相談すればいいかなぁ?
- 過払いにおける架空請求の2パターン
- 過払い金請求における慰謝料と訴訟費用について
- 金融業者が破綻、破産したらすべてがパー
- 過払い金返還請求通知書は内容証明で送付すること
- 過払い金が発生しているかも!?その金利は正当?