金融業者が破綻、破産したらすべてがパー
過払い金の請求をされているのでしたら、
その回収は1日でも早い方がいいとされています。
なぜなら、その会社が突然更生手続きに入ったり
することが考えられるからです。
更生手続きとはつまり、その会社が破たんしたということです。
万が一そうなったら、満額返還されると判決された過払い金も、
5%程度しか戻って来なくなってしまうのです。
会社の大小に関係ありません。大きな消費者金融会社であっても
油断はできないのです。(武富士がそうでした)
過払い金を請求しても相手が応じないのなら、交渉は膠着します。
しかし訴訟を起こせば状況は変わってきます。
判決になれば満額を払うことになるのだし、
場合によっては訴訟の費用まで支払わなければなりません。
業者とて、現段階より多く払わなければならないような
事態に陥るのは極力避けたいと思っています。
そこいらを交渉の糸口とすれば、相手とて少しずつ譲歩してくるでしょう。
グズグズと返還時期を先延ばしにしているようなら「判決の方が早い」と
「判決」をちらつかせれば、相手も早めてくるでしょう。
できるだけ早く、請求額が回収できるように。
交渉の過程で相手は「資金繰り等がうまくいかず
いつ倒産してしまうかわからない。
満額にこだわっているうちに更生手続きに入ってしまい
結局5%ほどになるより、今55%で和解しないか?」
などと言ってくるかもしれません。
確かに明日突然そうなってしまう可能性がないとも言えません。
しかし、誰にもそんなことわからないのです。
全く苦慮しないのもよくありませんが、かといって心配しすぎて
相手に言いくるめられないように。
実際の裁判になりますと例えば、過払い元金51万円+5%の利息
10万円程の訴訟を11月10日に提起。
2回目の口頭弁論時に60万円で訴訟内和解に至り、
翌2月末日に入金、と3か月半で回収されています。
裁判にかかる時間は通常3か月くらいと言われています。
その間に倒産しないとも限りませんが、極力早く、
なおかつ納得できる形で回収したいものです。
債務整理の強み専門家別ランキング
金融業者が破綻、破産したらすべてがパー関連ページ
- 過払い金を取り返す!利息の払い過ぎがわかったら
- こんな私でも過払い金を自力で取り戻せる
- あなたが払い過ぎた利息、返ってくるかもしれません!
- 過払い裁判は誰にだってできるのものです
- 実際に過払い金返還請求してみました!
- 過払い金を回収するまでの流れ
- 完済したけど過払い金ってあるのかなぁ?
- 引き直し計算から始まる、個人で戦う過払い請求
- 過払い金返還訴訟はどの都道府県で行う?
- 自分で行うのと弁護士に依頼する時の金額の違い
- 過去の過払い訴訟の判例を参考にしよう
- 過払い金が発生する仕組みと自分で取り戻す方法
- 過払い訴訟!簡易裁判所?地方裁判所?
- リボ払いの落とし穴と過払い金請求
- ちょっと待った! その返済〜非債弁済について
- 過払い金って誰に相談すればいいかなぁ?
- 過払いにおける架空請求の2パターン
- 過払い金請求における慰謝料と訴訟費用について
- 過払い金返還請求通知書は内容証明で送付すること
- 過払い請求の相手に法律違反をさせないこと!
- 過払い金が発生しているかも!?その金利は正当?