引き直し計算のポイント:名古屋式と外山式の違いとは
「あれ、過払いかも!?」と思った時に手軽に調べられる
便利なツール、それが「引き直し計算ソフト」です。
インターネット上にフリーで落ちているので、探してみて下さい。
その引き直し計算ソフトですが、二種類あります。
名古屋式と外山式です。
結果として算出される過払い額は同じですが、
名古屋式ですと過払い分の利息5%が次回の借り入れに
使用されている計算になります。
外山式では、次回の借り入れに充当させるかどうか選択する事ができます。
例えば、10年以上前に返済が済んでいる案件と、
今だ返済中の債務の二つがあるとします。
同じキャッシングカード、もしくは同じ取引番号を使った借り入れだとしても、
一方が10年前に完済しているのであれば、はじめの取引に関しては時効である、
という消費者金融側の判断があるかもしれません。
もし、10年前以上に完済した案件も、今回の取引と一連のものである、
と認めてもらえた場合は、
現在返済している債務に、前回の取引で過払いとして
浮上した金額の5%を充当する、という計算が名古屋式ですね。
充当させるかどうかは自分で決めるのが外山式。
実際に計算をしてみて、より変換金額が多い計算方法を採用して、
消費者金融側に請求するのがより良い判断と言えるでしょう。
もし、10年前の案件と今回の案件は「分断」と言って
一連の案件ではないと判断されたとしたら、現在の債務で
どれぐらいの過払いがあるのか、知る必要があります。
返済額がまだ少なければ、万が一過払いが合ったとしても、
過払い額を充当してもなお、債務が残る可能性はあります。
しかし、払わなくても良い金額を消費者金融側に払うのは
おかしな話ですので、少しでも過払いが発生していたのであれば、
金融業者に話を付けて、現在の債務を減額してもらうか、
過払いを請求するか、決めたら良いでしょう。
主導権は自分にある、その事を忘れずに、過払いに立ち向かいましょう!
自分だけで行動するのが不安だという場合には、遠慮せずに
過払い金請求の専門家に相談してみるといいですよ。
きっといいアドバイスをもらえるはずです。
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