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過払い請求とブラックリストの関係性

過払い請求とブラックリストの関係性

 

「過払い請求をするとブラックになるかならないか」
気にしていらっしゃる方が大変多いです。
そもそもブラック、ブラックリストに載るとは何なのでしょう。

 

●ブラック、ブラックリストに載る、とは?

 

民間の信用情報に事故情報(「延滞」「債務整理」「自己破産」等)
が記載される事。

 

●ブラックで被る不利益

 

・住宅や車のローンが組めなくなる。
・新規クレジットカードが作れなくなる。
・もう借金ができなくなる。
・今持っているクレジットカードが使えなくなる場合も

 

さて、過払い請求をすると即ブラック確定なのでしょうか。
結論から言えばNOです。

 

ただし下記のように場合により異なります。

 

@業者の主張する残債(業者が使用している利率での)をすべて返済し
終わった!解約して過払い金返還請求をしよう。
⇒◎「完済」と記載される。確実にブラックではない最も安全な方法。

 

A引き直し計算(利息制限法の利率で計算しなおす)をすると、すでに
残債はゼロに。おまけに過払い金まで発生している。過払い金返還請
求をしよう。
⇒○「契約見直し」と記載される。ブラックではない。

 

B引き直し計算をすると、残債ありで過払い金もあり。残債を減らした
いから過払い金返還請求をしよう。
⇒●「債務整理」と記載される。ブラックと思った方がいい。

 

確実にブラックにしたくないのなら、@のやり方がいいでしょう。
一度「完済」が付くとそれが訂正されることはないからです。
複数の貸金業者からの債務がある場合には、
@のやり方で1社ずつ潰していってください。

 

例えば、A社完済⇒A社に過払い金返還請求
⇒(A社で返還された過払い金を充てて)B社完済
⇒B社に過払い金返還請求
⇒(B社で返還された過払い金を充てて)銀行系返済へ
というようにです。

 

業者側からすると業者の使用している(28%とか29%とかの)利率での
残債が残っていたら、たとえ過払い金が発生していようがそれは「完済」
とは認めないのです(引き直し計算後、債務残高がゼロであっても)。
ですからAのように「契約見直し」とされるのです。

 

Bの場合は正確には過払い金ではありません。記載通り「債務整理」
という手続きなのです。ほぼブラックといっていいでしょう。しかし
現在使用しているクレジットカードについては影響を受けないものと
考えられます。(新規にクレジットカードを作るのはちょっと……)

 

信用情報はあくまで業者サイドに寄って立った考えでできています。
業者が会員となっている情報会社だからです。記載されたからといって
その情報が公的な機関に行くわけではありません。すべては、業者が
それをどう考えるか、にかかっているのです。

 

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