お笑い養成所

契約書に「債権債務なし」って書いてある?

契約書に「債権債務なし」って書いてある?

 

どうもアコムは、債務者にとって不利益となる提案しかしないみたい。
過払い金があるかも? と思ってアコムに取引履歴を寄越すよう
電話すると「債務をゼロにするよ」って言われる人が多いんですって。

 

ホントにゼロにしてくれるの? 俄かに信じられなくて、でもやっぱりそう
だったらラッキーだし、あぁどうしたらいいんだろうってみんな悩むみたい。

 

でもね、おいしい話にはウラがあるって昔から言うじゃん。
こういう言い方ってナンだけど、相手は所詮サラ金屋。
やっぱあるんだよ、ウラが。
っていうか、テクニックとして裏ワザ的に出してくるだけで
実はれっきとしたオモテなんだけどね。

 

まず取引が5年以上あったら、ましてや10年も20年もお付き合いが
あるとしたらそれは、引き直すまでもなく確実に過払いが
発生してると思った方がいい。

 

ではいったいいくら発生しているのか。
それを知るためには取引履歴を取り寄せて、
名古屋式等のフリーソフトで引き直し計算をするんだけど、
その時アコムに言われるのが上記の発言。

 

「債務ゼロ」は耳に心地よい言葉だよね。でも乗っちゃだめ!

 

過払い金が発生しているはずだからそもそも債務はゼロで、
おまけにアコムに利息を多く支払いすぎてるはず。
その余剰分を返してもらう権利をこちらは持っているわけだ。
単に返済チャラだけで済まそうったってそうはいくもんか!なのです。

 

「債務ゼロにするよ」っていうとき、
アコム側は「債務免除の通知」っていう書類を出す。
この中の文章に
「双方、債権債務がないことを確認する」とか
「ローン契約については一切の債権債務がない」
といった文言が入っているはず。

 

この「債権債務がない」というのがポイント。
どういうことかというと、
アコムに対し債務(=借金)もないし、
債権(=あなたの過払い金です!)もないですよ、
という意味なの。
 
これを認めてしまえば、アコム側から
「あなたは債権がない(過払い金がない)」と主張されてしまうよ。
 
だからゼッタイ捺印(署名)しないで!

 

契約ってなんでもそうだけど、相手の話を聞いただけでフンフンわかったと
その気になって印を押す、ってやってしまいがちだけど、NGだからね。
契約書っていう書類が必ずテーブル上に広げられているはず。
話を聞くだけでなく、それをよく読む。小さい字も含めて。これ、鉄則。

 

アコムから「返済し続けなくちゃならいないけどいいの?」って脅されたら
「もうすでに返済義務はないはずだよ? それよりこちとら債権者だから、
早くお金返してよ(つまり過払い金を早く寄越しなさいよということ)」
って言えます。

 

戻ってくるお金が戻らないままで終わってしまうのと、
多少戦ってでもきちんと取り戻すのとではどちらがいいか。
答えは明白だよね。

 

債務整理の強み専門家別ランキング