家を売却して借金が残っても抵当権を外す方法
もしも、住宅ローンの支払いに困ったら私たちはどうするでしょう？
まずは何とかしてお金を工面しようと考えるでしょう。
どうしてもダメなら、その月はなんとか支払いを待ってもらって、
次の月やそのまた次の月にまとめて支払うという方法もあるでしょう。
おそらく、そのように少しだけの滞納ならば、
融資をしてくれている金融機関側も大目に見てくれると思います。
しかし、このまま今後も支払いのメドが全くたたないような状況
だとなると、そういうわけにもいきません。
そうなると最終手段として、住宅を売るしかなくなるかもしれません。
ただ、そうなると新たな問題が出てきます。
住宅ローンを支払っている人は、その住宅に抵当権をつけています。
住宅ローンを組む代わりに、そのお金を貸してくれた金融機関に
対して担保としてその住宅に抵当権をつけるのです。
なので、もしも住宅ローンが残っている住宅を
売ろうとしてもそうはいきません。
抵当権が付いていますから、その抵当権を無くしてから
売る必要があります。
では、どうしたら抵当権を外すことができるのかというと、
借金の分を全て返済することで抵当権は外れます。
その場合、もしもその売却価格が、残りの住宅ローン残高よりも
高額となれば何の問題もなく売ることができます。
かえって余った金額は手元に残るので多少は助かります。
しかし、その売却価格が残りの住宅ローン残高よりも少ない場合は。
住宅を売って、さらに追銭をしなくてはいけなくなります。
その追加分が少額ならばいいのですが、支払いが困難なぐらい高額なら、
住宅を自分たちで勝手に売ることすらできないということになります。
そういった場合は、そのまま放っておくと、債権者によって裁判所に
申し立てをされ、住宅が競売にかけられ、強制的に追い出されます。
それを避けるために、任意売却という方法があります。
任意売却は、住宅を売却してもなお借金が残っていたとしても、
抵当権を外してくれる方法です。
さらには、競売よりも高く売却できます。
なので、競売にかけられそうなら任意売却をして
早めに手を打つことを考えましょう。
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