お笑い養成所

自己破産 相談

破産管財人には全て筒抜け!郵便物を勝手に見られちゃう理由

 

「あれ、そういえば自己破産を申し立ててから自分宛の
郵便物が届いてないなあ・・・」
そう気づいて調べると、郵便物は全て破産管財人が持って
いるという事が判明します。
「それってプライバシーの侵害じゃないのぉ?」
そんな疑問が湧く人もいますよね。
でも、これは法律違反でもなんでもないのです。
自己破産を申し立てて、それが管財事件になる破産管財人
が選任され、債務者宛の郵便物は全て破産管財人が管理する
事が法律で決まっているのですから。
管理とはつまり、債務者にどこからどんな郵便物が届いて
いるのかを知ることです。
当然中身を開封する事も許されています。
いくら自分が借金を返済できない身で、自己破産を希望している
からと言って、郵便物を勝手に他人に見られるなんてありえない!
そういう風に思われる方も中にはいるかもしれません。

でも、これってとっても重要な作業なのです。
ではなぜ、他人の郵便物を勝手に見るなんてことが、破産管財人
には許されているのでしょうか?

 

●郵便物は語る

 

破産管財人の役目として、債務者の財産を調査・管理するという
ことが挙げられます。
破産者の中には自分の財産を全て把握できていなかったり、
わざと隠そうとしたりする人もいます。
そういった事に対処するために郵便物の管理が認められて
いるのです。
いくら債務者が隠そうとしても、郵便物が自動的に破産管財人
の元へ届くしくみになっているので、隠し通せません。

 

破産に関係ない郵便は交付を求められる

 

あくまで破産管財人が債務者の郵便物を管理する理由は財産
を調査し守るためです。
ですから、財産とは関係のない郵便に関しては債務者の元へ
戻してもらう事が可能です。
破産管財人の所へ直接取りに行く事もできますが、それが
無理なら郵送にしてもらう事もできます。
しかし宛名が債務者本人のままだと、それが再び破産管財人
の元へ舞い戻ってしまうため、債務者の家族の名前などで
送るのが一般的なようです。
ちなみに、債務者の管轄の郵便局の集配係内では破産者である
事が周知されますので、送られてきた郵便物は直接破産管財人
の元へ届けられることになります。
つまり、いつも自宅に郵便を届けてくれていた配達員さんに
自己破産の事実が知られてしまうという事です。。。
これはかなりのストレスだと思います。
しかし、自己破産をするという事はこうしたデメリットも

受け入れるということなのです。
勿論、破産手続きが終了すれば、再び債務者本人の元へ
郵便が届くようになります。

 

債務整理の強み専門家別ランキング