自己破産すると何を失ってしまうの?
自己破産すると手持ちの財産はすべて失うと考えてください。
では財産とは何でしょう。辞書を引くと「金銭、土地、建物、 商品など経済的価値のあるもの全て」とあります。 だったら自己破産するとそれこそすべて身ぐるみはがされて しまうのかというとそうではありません。
■99万円以下ならOK
かつては、換価して20万円以下のものならそのまま、それ以上 だと財産とみなされ配当の対象とされていました。 しかし平成17年1月1日施行の新破産法により、価格がトータル で99万円以下の財産については処分の対象外となったので、 99万円以下であればそのままでOK。 99万円以上の高価な財産のみ配当の対象になります。
■マイホーム・マイカーは失う
最も一般的な対象品は、家・車です。所有していたのなら没収 されます。もしまだローンが残っているなら貸し付けた会社が 売却、引き上げていきます。もちろんローンごと無くなります。 もしどうしても住んでいる家は失いたくないというのであれば、 自己破産は避け、他の債務整理の方法をとることになります。 ただしその場合、借金は返さなければなりません。
■生命保険は?
生命保険をかけているのであれば解約払い戻し金を試算、 20万円以下なら手つかず、99万円以下であればまず大丈夫な ようです。 貴重な現金資源としてキープしておけます。
■生活必需品はそのまま
暮らしに必要な品々、衣類や家電製品、家具等は仮に20万以上 の価値があったとしても没収されません。いきなり路頭に迷うよう なことはないのです。
■財産は隠せない
債務者宛の郵便物は全て破産管財人(債務者の所持品の換価をして いく人)によって開封されるので、仮に財産を隠し持っていたりしても バレてしまいます。貯金も含めて全て開示する必要があります。 株、証券、不動産等々全てです。その上で換価できるものはすべて、 公平に債権者に配当されていきます。
■普通の暮らしはキープできる
財産を取り上げられるといっても、基本的には100万円以上の 価値があるものに限られるので、ほとんどの場合、今まで同様の暮らし が継続できます。最低限(以上?)の暮らしは保障されているのです。 はた目にも「破産」したような生活には見えないはず。 文字通り、失うモノなどない、のです。
債務整理の強み専門家別ランキング
自己破産すると何を失ってしまうの?関連ページ
- 不安やストレスを解消!自己破産のメリットとは
- 自己破産の第一のメリットは借金帳消し
- 思い切って!自己破産したほうが有利になるって!
- 借金はなくなり、財産は残る!新たな一歩を踏み出す財産!
- 破産法により得をする債務者、損をする債権者
- 自己破産で得られるメリット、未来を描く余裕
- 本当に必要なのは制度を越えたところにある
- 自己破産しても海外旅行は楽しめる!手続後なら娯楽は制限されない
- 自己破産のデメリットは同じ過ちを繰り返さないためにある
- 精神的なダメージは大きい!自己破産を遠ざけるためにできることとは?
- あなたの借金が連帯保証人の人生を狂わせる!自己破産の落とし穴
- 連帯保証人つきの借金、自己破産したらどうなるの?
- あなたの職業は大丈夫?!免責確定まで就けない仕事がある!
- 安易な自己破産は禁物!自己破産は失うものも多い。
- 自己破産のデメリットはメリットととらえるべき
- 自己破産で失うもの、残るもの
- 財産なしの自己破産、失うものって何?
- 自己破産とは手持ちの財産で借金を清算することです