自己破産をするという決断も、大きな第一歩
軽い気持ちで借り入れをしたキャッシングカード。何度か借り入れをする
うちに返済が追いつかなくなり、別の会社のキャッシングカードで借り入れを
する。また追いつかなくなる。状況を打破しようと思い、今の仕事に更に副業
をくわえたり、きつい労働環境の元で働く事にする。日々の生活に疲れ、
肉体的にも疲労し、困憊して行く。
こんな生活は、恐ろしいですよね。できれば経験したくはありません。
こんな状況を打破するためにある制度が、自己破産制度です。手順を踏んで
申請をすれば、これまであった借金はゼロとなり、新しい人生を送る事が
できます。市町村の破産者名簿に名前が載りますが、これは原則非公開なので、
ご近所の方に知れ渡る事はありません。また、ブラックリストと俗にいわれる
名簿にも7年間から10年間という長いスパンで掲載されてしまいますが、
これは同じ失敗を二度と繰り返さないための制度だと思って、ありがたく名前
を掲載しておいてもらいましょう。
日々困憊していた家族が、ある日「自己破産をしよう」と決める。その事に
よる影響は、少なくとも家族にはありません。普通に学校に通う事はできるし、
仕事にも行ける。進学もできれば結婚もできます。ただ、「自分の父親は破産
した」という記憶は残りますし「自分の妻は破産した」という記憶も残ります。
しかしそれだけです。
例えば離れた所で暮らす両親に、自分の子供が自己破産した事が通達される
かと言うと、そんな事はありません。あくまでも、自分と自分と家計をともに
している者に知れてしまうだけで、血縁関係だからといって破産が知れて
しまう事はありません。もちろん、戸籍情報に掲載される事だってありません。
もし借り入れた理由がギャンブルや浪費目的だとすると、免責不許可理由と
なってしまい、借金を取り消す事ができないのが基本ですが、弁護士さんに
相談すると、適切な処置をしてくれて、免責を受ける事ができるといいます。
借金に困って、努力してもそれが解決できそうもなければ、思い切って自己
破産をしてみたらどうでしょうか。頑張って働くのは、破産後にすれば良い事。
生活を立て直して、借金を必要としない暮らしを手に入れましょう。
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