個人再生は１度だけ？２度目は無理？
個人再生は人生で１度だけしかダメなのでしょうか？
数年後に２度目の個人再生…というのは無理なのでしょうか？
実は、個人再生は１度だけしか出来ないことは決してありません。
２度だって３度だって…何十回だって可能と言えば可能です。
ただし、申し立て自体は何度でも可能ですが、
それが許可されるかどうかは別の問題です。
残念ながら、回数を重ねるごとに
許可される可能性は厳しくなってしまいます。
以下に給与所得者等再生、小規模個人再生それぞれの場合の
２度目の個人再生の難しさを見てみましょう。
１度目「給与所得者等再生」２度目「給与所得者等再生」
１度目の再生計画決定の確定日から７年以上経過していないと、
２度目の再申し立ては出来ないことになっています。
７年以上経っているのなら２度目の申し立ては問題ありません。
１度目「給与所得者等再生」２度目「小規模個人再生」
小規模個人再生の場合は、再生計画案を通すときの条件として
・債権者の半数以上の賛成がある。
・債権額の過半数を有する債権者の賛成がある。
ということがあげられます。
過去に個人再生をしたことが判明した場合には、２度目の個人再生
となると債権者からの反対がおこる可能性は否定できません。
よって、２度目が小規模個人再生の場合は、
許可されないこともあると覚悟をしておきましょう。
１度目「小規模個人再生」２度目「小規模個人再生」
こちらの場合も、上記と同様で債権者の賛成が必要です。
２度目が小規模個人再生の場合は、債権者からの反対が
あるかもしれないということを理解しておきましょう。
１度目「小規模個人再生」２度目「給与所得者等再生」
この場合は特に問題はありません。
２度目が給与所得者等再生ならば、
債権者の賛成、反対などは関係ありませんから。
しかし、さらに３度目があり、それが小規模個人再生だとすると、
上記のような債権者の賛成、反対によって決定が決まることに
なりますし、反対される可能性が高いと言えるでしょう。
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