地方公務員の欠格事由？バレたらどうなる…個人再生の過去
私の親戚の個人再生を行ったＡ君。
彼は大学生時代からギャンブルにハマって借金を作り、
卒業後のフリーターの収入ではどうしようも無くなり、
親からの金銭的援助も底をついて、個人再生を行いました。
そんなＡ君が…なんと地方公務員になる予定だというのです。
急に真面目な職に就くと言い出して、その改心ぶりに
ビックリしたのですが、何よりも個人再生を行った彼が
地方公務員になれるのかしら？ってことを疑問に思ったんです。
実はそのことを彼も気にしていて、
「やっぱり地方公務員にはなれないのかな？」
「なれたとしても、バレた場合クビになるのかな？」
ってなにやらとても心配している様子なんです。
直接、役所に聞いてみるわけにもいかないので、
インターネットで調べてみることにしました。
すると、個人再生をしたとしても、
それが欠格事由には定められていないようです。
そして、もしも今後バレたとしても、同じように欠格事由では
ないのですから、クビになることもないってことのようです。
あー。良かった。
早速Ａ君に教えてあげました。
すると、今度はこんな事を言ってくるのです。
「でもさ、官報には載ってるから、
それを調べられたらバレるんじゃないかな？？」
官報には確かに載ります。しかも３回も載ります。
でも、載るのはその個人再生を行った時だけです。
そんな過去の情報をわざわざ探し出してくるでしょうか？
そもそも官報って公務員であっても閲覧する人は
ほとんどいないっていうじゃないですか。
閲覧するのは金融業者ぐらいって話です。
まあそもそも、万が一官報を調べられてバレたとしても
それが理由でクビにはなりませんけどね…。
こんな心配性のＡ君ですが、無事地方公務員試験に合格したようです。
そんな心配しなくても大丈夫だと念を押してあげました。
ただ、今後再び債務整理が必要な事態になった場合には
（そんな事になっては困りますが…）
もう学生やフリーターじゃあないんだから、
公務員の事情に精通している専門家を紹介してあげようと思います。
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