借金を減らして返済するか、借金免除で財産無くすか
消費者金融から借りているお金。借りては返し、また借りては返しの繰り返し でちっとも減らない無くならない。
さて、どうしたらいいでしょうか。
@ まず疑うのは、法定利息より高い金利で利息をとられているかも知れない ということです。
引き直し計算(法定利息に則った再計算)を借金のある消費者金融1社ごとに行い、本当の債務がいくらになるのか
確認します。
A A:@の結果、本当の債務額はゼロになっていた
→債務不存在の申し立てをします。もう返済しません。
B:@の結果、債務はゼロ、払い過ぎていた利息分がある
→債務不存在の申し立てと共に、過払い金を請求します。
回収できた過払い金は他社の返済に回します。
C:@の結果、債務額が減った
→自身の収入額と引き比べ、月々いくら捻出できるか、返済し終える かを考えます。
→3年以内に完済できる→Bへ。
→3年以内に完済できない→Cへ。
◆残債があるので払い過ぎている利息分があったとしてもそれは過払い金 ではありません。
この後の処理はどちらにせよ、ブラックとなります。しかしBなら後に消去されるので問題ありません。
いづれにせよここから先は債務専門の弁護士・司法書士に相談して から進めてください。
B 債務整理の手続きに入ります。債務整理には4種類あって、借金の額を減 らして返済するタイプの「任意整理」
「特定調停」「個人再生」の3つと 、借金を帳消しにするタイプの「自己破産」とがあります。
ここでは返済タイプを取り上げます。
A:引き直し計算をした結果、減額された本当の債務残高を3年から5年かけて返済していく方法
→債務者と債権者、間に弁護士・司法書士が入って話し合いで返済条件を合意する「任意整理」
→債務者と債権者、間に裁判所が入って話し合いで返済条件を合意する「特定調停」
B:債務者が裁判所に申し立て、債務を5分の1もしくは100万円までに カットしたものを3年間で分割返済していく
「個人再生」または「民事再生」と呼ばれる方法。マイホームを所持してるため自己破産 を避けたい人が採ることが
多い。(自己破産ではマイホームは取り上げられます)
C 「自己破産」の手続きで借金を全て免除。代わりに財産を失います。
通常は債務を減じて完済を目指す、返済タイプの方法を検討します。が、 どうしても収入の見込みがなく完済は不可能と判断されれば、自己破産も 止むを得ません。 自己判断でなく専門家に相談するようにしてください。 費用が気になるところですが、債務整理専門家ですと相談は無料であった り分割対応であったりと様々な対処法を持っています。 少なくとも破産状態の人に費用を払わせるためさらに借金を重ねさせるよう なことは決してありません。正直に窮状を訴えてください。 必ずや手を差し伸べてくれるはずです。
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