なぜ専業主婦に多重債務者が多いのか?
多重債務者には女性も多いのですが、意外にも主婦が多いのです。
それは、女性が借り入れをする目的として最も多い理由が
「生活費を補うため。」という統計結果からみても納得がいきます。
会社員の妻であるAさんは多重債務者となってしまいました。
毎月の家計を預かっている主婦が、多重債務者に陥るなんて
どんないい加減な生活をしているんだと思われそうですが、
その原因は決してショッピングなどの浪費ではありません。
夫の給料が下がってしまったことが始まりです。
Aさんは現在子育て中で
預かってくれる保育所や身内もありません。
さらには、出産後に体調をくずし、
外に働きにいけるほど健康的ではない状態です。
しかし夫の給料が下がってしまい、生活費や家のローンなど
支払わなくてはならないお金の支払いが厳しくなっています。
ほんの2〜3万円でもいいからお金を借りることができれば
毎月のこの生活苦が楽になるのに…と思っています。
そんな中、持っているクレジットカードで
キャッシングができることが判明しました。
改めて手続きをしなくても、手持ちのクレジットカードを
機械に通すだけで現金が手に入るのです。
Aさんは、生活が特に苦しい今月だけ借りることにしようと
クレジットカードを持っていってキャッシングをしました。
すると、自分のお金でもないのに現金が出てきました!
なんて手軽に数万円のお金を手にすることができるのでしょう。
まるで自分の銀行預金からATMでお金を引き出すのと同じです!
そうなのです。
クレジットカードでのキャッシングは、キャッシングの
利用限度額までのお金は簡単に引き出せるわけです。
例えば限度額が30万円なら、キャッシングをした本人は
「自分が自由に引き出せるお金=預金のようなもの」
が30万円あってそこから引き出しているような感覚に陥るのです。
そして、収入が無い主婦でも簡単にお金を借りることができる
クレジットカードのキャッシングや消費者金融での借り入れが増え、
主婦の多重債務者を多く生み出しているのです。
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