闇金に渡った年金証書は絶対に戻ってこない!
自己破産すると、信用情報機関に事故情報が登録され、
まともな所からはお金が借りられなくなります。
これを俗に「ブラックリスト」といいますが、一旦情報が
登録されると約7年は消えません。
この間、例え生活費に困るような事があってもお金を借りる
事ができないのです。
そんな人達に「お金をかしましょうか?」と寄ってくるのが
闇金業者です。
闇金業者は官報に掲載されている自己破産情報を見て、
DMなどを送りつけてきます。
お金に困っている状況で「自己破産しててもOK」などと
言われると、「この人たちは救いの手を差し伸べてくれて
いるんだ」と勘違いしてしまうかもしれません。
しかし、それは再び借金地獄に引き戻そうとする悪魔の手
だという事を知っておいて頂きたいと思います。
特に最近は高齢の自己破産者を狙った闇金の手口が問題と
なっています。
●「年金を担保に融資」には要注意!
最近増えているのが、年金受給者への違法な融資です。
これは高齢者が受け取っている年金からの返済を条件に
お金を貸すという闇金業者の手口です。
「シルバーローン」や「年金立替」なんていう名称で
DMを送りつけてくるようです。
その方法としては、お金を貸す代わりに高齢者の持っている
年金証書と年金受け取り用の印鑑、通帳、カードなどを
奪い、手数料などの名目で法外な金利を取るというもの
です。
自己破産者には生活に必要な必要最低限の財産しか残されて
いません。
そして高齢者となると、働いて収入を得る事もできないで
しょう。
生活に困った時、まとまったお金が必要になった時、
「年金を貰える権利」を差し出そうとするのは、切羽詰った
状況なので無理もないのかもしれません。
しかし、一旦闇金に渡った受給の権利は、もう二度と自分の
もとへ戻ってくることはないという事は肝に銘じておかな
ければいけません。
なにしろ借りたお金に加え、法外な金利も上乗せして
引き出されてしまうのですから、返済に終わりはないのです。
目先のお金に目が眩んで、将来の安定を棒に振るなんて
馬鹿げていると思いませんか?
高齢な上に、自己破産者であれば、お金を貸してくれる所は
ほぼないと思って間違いありません。
優しい言葉で近づき、貸してくれとも言っていないのに
お金を貸そうとしてくる業者というのは、絶対に怪しいと
思うべきなのです。
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