公務員は給与所得者等再生が有利なの?
公務員である友達が個人再生の手続きをすることになりました。
そこで、彼女は聞いてきたのです。
「私の場合だと給与所得者等再生と小規模個人再生と
どっちがいいのかな?」と。
え?公務員である彼女なら給与所得者等再生じゃないの?
公務員やサラリーマンは給与所得者等再生でしょう?
どちらか選ぶ事ができるわけ?
ところが…なんでも給与所得者は給与所得者等再生でも
小規模個人再生でもどちらでもいいみたいなんです。
だったらより条件が良くなる方を選べばいいんじゃないかと
思うのですが、選び方の判断もちょっと難しいそうなのです。
【給与所得者等再生】
メリット:再生計画案に対して債権者の同意がいらない。
デメリット:合計返済額が多くなる可能性がある。
【小規模個人再生】
メリット:合計返済額が少なくて済む可能性がある。
デメリット:再生計画案に対して債権者の同意がいる。
同意がされないと手続きは出来なくなる。
なるほど。
「債権者の同意」と「返済額」の違いなんですね。
つまり、債権者から同意が得られないと判断した場合には
給与所得者等再生を選んだ方がいいし、
おそらく債権者から同意されるだろうと判断した場合には
返済額が少なくて済む小規模個人再生を選んだ方がいい
ということでしょうか。
でもこの判断って簡単にはできないですよね。
債権者から同意されるかどうかなんて分かりませんから。
まさかあらかじめ、主な債権者に最終的に同意しますか?って
聞くわけにもいかないですし。
(そんなの再生計画案を見てからの話ですし…)
だったら、個人再生の経験が豊富な専門家に相談してから
決めるのがいいんじゃないかな。
彼女の場合は、債権者の同意が得られやすいパターンなのか
返済額は本当に小規模個人再生の方が少なくなるのか
きちんと調べてもらってからの方がいいですよね。
あと、彼女の場合は公務員だから、周りにバレたら
処分にはならないとしても、ちょっと居心地が悪くなるかも…?
その辺の事情もちゃんと配慮してくれる専門家を探さないと!
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